糖尿病の合併症を予防していつまでも生き生きと|理学療法士の運動療法ガイド
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糖尿病治療において、食事療法・薬物療法と並び、非常に重要なのが運動療法です。血液中のブドウ糖が筋肉に取り込まれやすくなり、血糖値を下げる効果があります [cite: 112]。
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理学療法士は、効果的な運動や日常生活の中での身体活動の増やし方をご提案し、皆さんが健康的な生活を送るためのサポートをしています [cite: 17, 31]。
1. 糖尿病とその合併症の怖さ
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糖尿病は、血糖値が慢性的に高い状態が続く病気です [cite: 35][cite_start]。放置すると全身に様々な合併症を引き起こします [cite: 48]。
注意すべき主な合併症(しめじえのき):
[cite_start]- し:神経障害(手足の痺れ、感覚が鈍くなる) [cite: 72, 73]
[cite_start]- め:網膜症(進行すると失明のリスク) [cite: 74, 75]
[cite_start]- じ:腎症(進行すると人工透析が必要に) [cite: 76, 77]
[cite_start]- え:壊疽(えそ)(足が腐り、切断に至る場合も) [cite: 78, 79]
[cite_start]- の:脳卒中(脳梗塞、脳出血) [cite: 80, 81]
[cite_start]- き:虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞) [cite: 82]
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※その他、がんや認知症も起こりやすくなります [cite: 83]。
2. 自宅でできる運動療法
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運動を一定期間継続することでインスリンの働きが改善され、筋肉へのブドウ糖取り込み能力が向上します [cite: 113]。
運動を行う際の注意:
[cite_start]・薬物療法中は食前の運動は控えましょう [cite: 145]。
[cite_start]・痛みがある時は速やかに中止し、理学療法士や医師に相談してください [cite: 146]。
① 有酸素運動
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一日あたり合計で20〜30分程度を目安に行いましょう [cite: 149]。
[cite_start]- 自宅周辺での早歩きウォーキング [cite: 150, 152]
[cite_start]- 自転車こぎ運動 [cite: 151]
[cite_start]- 足が痛い方は、椅子に座って水を入れたペットボトルを両手に持ち、交互に振る腕振り運動も有効です [cite: 170]。
② 筋力トレーニング
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10回1セットから始め、可能であれば3〜4セットを目安に行います [cite: 155][cite_start]。呼吸を止めずに行いましょう [cite: 154]。
[cite_start]- ひざのばし運動: 椅子に座って膝を伸ばし、3秒間止めます [cite: 157]。
[cite_start]- 踏み台昇降運動: 10cm程度の台を用いて昇り降りを繰り返します [cite: 159]。
[cite_start]- スクワット: お尻を後ろにつきだすように膝を曲げます [cite: 161]。
[cite_start]- かかとあげ運動: 背伸びをして、つま先で立ちます [cite: 174]。
3. 日常生活の中での工夫
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スポーツの時間を作るだけでなく、普段の生活で「活動的」にすることが非常に重要です [cite: 7]。
[cite_start]- 洗濯や掃除中に膝の屈伸運動を取り入れる [cite: 7]
[cite_start]- 床拭きをモップから雑巾に変える [cite: 7]
[cite_start]- リモコンなどを少し遠くに置く [cite: 7]
[cite_start]- なるべく階段を使う [cite: 7]
4. 実は怖い「足のトラブル(足病変)」
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糖尿病の方は、神経障害や動脈硬化により足のトラブルが起こりやすくなっています [cite: 7]。
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足病変は予防と早期発見が重要です。毎日自分の足を観察し、「足のうらがゴツゴツしてきた」「赤くはれてきた」などの異変があればすぐに医療機関を受診してください [cite: 7]。
参照:公益社団法人 日本理学療法士協会「理学療法ハンドブック シリーズ6 糖尿病」