正しい運動療法で心筋梗塞・心不全を予防しましょう
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心臓の病気は命にかかわる重大な疾患であり、日本人の死亡原因の第2位となっています[cite: 2, 33][cite_start]。一度発症すると再発する可能性も高いため、発症・再発予防として「運動・薬・食事」のバランスの取れた取り組みが効果的と言われています[cite: 2, 53]。
本記事では、理学療法士が作成したハンドブックを基に、効果的な運動や予防に必要な知識を解説します。
1. 心筋梗塞と心不全を知る
心筋梗塞
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心筋に酸素や栄養を送る冠動脈が血栓などで詰まり、心筋が壊死してしまう病態です[cite: 91][cite_start]。急性心筋梗塞では命にかかわる重大な事態となります[cite: 91]。
心筋梗塞の主な症状:
[cite_start]- 激しい胸の痛みが30分以上続く[cite: 109]
[cite_start]- 冷や汗や吐き気、息苦しさを伴う場合がある[cite: 110]
[cite_start]- 安静や薬の使用で発作が改善しない[cite: 111, 113]
[cite_start]- 肩や背中、首、左肩、左腕に痛みが放散する[cite: 114, 116]
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※症状が出現し、心筋梗塞が疑われる場合は直ちに119番(救急車)を呼んでください[cite: 95]。
心不全
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心臓が悪いために、血液の渋滞や全身の臓器に十分な血液が送れなくなり、息切れやむくみが起こる生命を縮める病気です[cite: 122, 124]。
[cite_start]- 身体を動かしたときの息切れが強い(呼吸困難)[cite: 132]
[cite_start]- 横になると苦しいので起きていたほうが楽(起座呼吸)[cite: 133]
[cite_start]- 足のむくみ(浮腫)[cite: 138]
2. 心臓リハビリテーションの重要性
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心臓リハビリテーションは、再発予防を目的とした包括的な取り組みです[cite: 6][cite_start]。以下の流れで行われます[cite: 7]。
[cite_start]- 急性期(入院治療): 病気の回復に合わせて活動を増やし、心臓に異常が出ないか確認します[cite: 7]。
[cite_start]- 回復期(退院前後の練習): 日常動作の練習やCPX(心肺運動負荷試験)を行い、社会復帰を目指します[cite: 7]。
[cite_start]- 生活期(再発予防): 自主的な運動療法や健康管理を継続することで、病気の再発率低下と寿命延長を目指します[cite: 7]。
3. 自宅でできる運動療法
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無理のない範囲で、体力に合った運動を行いましょう。運動強度は「ボルグ指数(ややきつい、と感じる程度)」を目安にします[cite: 13, 14]。
[cite_start]- 有酸素運動: ウォーキング、体操、エアロビクスこぎなど(1日合計30分以上、できれば毎日)[cite: 12, 13]
[cite_start]- 筋力トレーニング: スクワット、かかと上げ運動など(10〜15回×3セットが目標)[cite: 14]
[cite_start]注意点:食事の前後30分は運動を控えましょう。痛みが出たり不安定な場合は速やかに中止し、医療機関にご相談ください[cite: 12, 13]。
参照:公益社団法人 日本理学療法士協会「理学療法ハンドブック シリーズ4 心筋梗塞・心不全」